2014年1月19日日曜日

また花粉症が始まる...鼻療

もうすぐ今年もスギ花粉症の季節が始まります。
2月から5月ごろまで症状が続く人が多いかと思います。約3ヶ月、1年の1/4にあたります。秋も症状がある人や通年型の人はそれどころではありませんね。
さて、花粉症、アレルギー性鼻炎の漢方薬というと、眠気がないことで車の運転をなさる人や受験生などを中心に広く飲まれています。ただ、常に正しく使われているわけではないようです。
花粉症の漢方薬というと、小青竜湯、葛根湯加川芎辛夷、荊芥連翹湯がよく使われています。しかし、どれも本当は花粉症の薬ではありません。小青竜湯はもともと喘息の発作止めです。葛根湯加川芎辛夷は風邪の初期で、悪寒、後背部・身体の痛みに使う葛根湯に通鼻効果のある川芎と辛夷を加えただけのお粗末な処方です。
おまけにどちらも麻黄という生薬が主剤です。麻黄は気管支拡張や発汗作用を持つので風邪のひき始めに使う処方によく含まれます。有効成分は覚せい剤原料にもなるエフェドリンです。麻黄を含む処方は長期間飲むものではなく、症状のきつい初期症状の時だけ用いるもので3ヶ月も続けて飲むわけにはいきません。
血圧上昇や胃腸障害など様々な副作用を起こす可能性があります。
また麻黄はドーピング禁止薬物ですのでスポーツ選手は注意が必要です。
それから、小青竜湯も葛根湯加川芎辛夷も花粉症を治す効果はありあせん。症状の緩和だけです。最近はアレグラなどの抗アレルギー剤が一般販売されていますので、そのほうがまだましかと思います。
荊芥連翹湯は逆に長期間続けていくことで症状が改善されていく薬です。完治を目指している薬と言えます。ただ、対象は花粉症ではなく、蓄膿症や慢性鼻炎です。体質的に虚弱でのぼせやすく、喉の渇きや、手足のほてりなどを感じやすい人の扁桃腺炎・慢性鼻炎・蓄膿症を改善してくれます。

おすすめ漢方薬
花粉症の漢方薬で広く薦められる処方としては、
建林松鶴堂の鼻療(びりょう)辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)があります。
くしゃみや水様の鼻水から始まる花粉症であれば鼻療。
喉が渇きやすく、鼻づまりで粘りのある鼻が出る場合は辛夷清肺湯を使います。
どちらも季節の間を通して飲み続けて大丈夫です。


花粉症は完治できるのか
漢方薬で花粉症を完治させることは不可能ではありません。
ですが、簡単にお話できることではないので、
詳しい漢方専門薬局で相談なさるか、
私のサイトでご相談ください。
 秀峰堂中医学研究所
ただ、花粉症の場合は軽い年もありますし、無症状の季節のほうが長いので、その間の薬の服用と効果の判定が難しいことがネックにはなりますので、
季節の症状緩和だけを考えたほうが良い場合も多いです。

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