2013年11月11日月曜日

水太りって...防已黄耆湯

今回は防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)です。
いつものようにOTC薬の効能・効果を見てみますと“体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症:肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)”とあります。
なかなか微妙というか、誤解を招く部分もありますね。まず体力云々ですが、防已黄耆湯は紛れも無く体力低下している人のための薬です。明らかに体力低下、虚弱傾向です。なぜなら防已黄耆湯は体力低下を治す薬ですから。体力低下、虚弱であるためにちょっとした事で汗が出やすい、必要な水を保持できなくて汗が出てしまう。まずこれを治す薬です。ですので多汗症というのは不適当ですね。汗をダラダラかくわけではないです。その場合は全く別の問題となります。

クラシエ防已黄耆湯

防已黄耆湯の効果は元気を出すことと、水分代謝・水はけを正しくすることです。全身的に浮腫みやすいですし、膝にも水がたまりやすいです。「肥満が先か膝の痛みが先か」ではなく、全く同じところに起因しています。
論じるなら「肥満が先か疲れやすいのが先か」でしょうね。これは疲れやすいのが先です。疲れやすい・気力がないためにあまり動かなくなり肥満に向かったのです。そこにもともとの水分代謝の悪い体質が重なっています。
防已黄耆湯の効果は、まず構成生薬の黄耆が元気をつけ、体を動かしやすくしてくれます。このタイプの人は特に運動する必要はありません。普通に動くようにしてください。そして、防已・白朮が水はけを良くして体内の不要な水を尿として正しく排泄してくれます。また防已には膝の痛みを直接緩和する働きもあります。
もともと水分代謝が悪い体質(尿が遠く、むくみやすい)の人で動くのが億劫な人は肥満とと膝痛になりやすいのでお気をつけて下さい!

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