2013年10月15日火曜日

暑い風邪に銀翹散

今回は風邪の薬“銀翹散(ぎんぎょうさん)”です。
最近は銀翹散もOTC薬として店頭にも並び、風邪の時に勧められることがあるようです。ただ必ずしも適した症状で使われていないケースが有るようです。
いつものように効能効果を見てみると‘かぜによるのどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛とあります。単純明快でほぼ間違いはありません。210処方外の承認だけあります。
この症状すべてが当てはまっていれば8割型は銀翹散が適しているはずです。風邪で、のどが痛くて、のどが渇いて、せき、頭痛もある。この中で最も大事な症状は喉の渇きです。この症状の中で喉の渇きだけが風邪の症状ではありません。銀翹散を飲むと良いよと言っている症状です。


治病求本でも触れていますが風邪には寒い風邪と暑い風邪があります。寒気がしてガタガタ震えるような風邪は主に冬にかかる寒い風邪です。対して暑い風邪は、温病(うんびょう)と言い、寒気はなく体のほてり・熱感が強く・喉や口が乾くといった熱証の風邪で真冬は少なく、春先に多い風邪です。この処方の構成生薬のほとんどは体を冷やす働きをします。寒い風邪は体を温める漢方薬で治します。暑い風邪は体を冷やす漢方薬で治ります。道理かと思います。喉の渇きが暑い風邪の目印になります。できれば体のほてり・熱感といった言葉も効能効果に入れておいてくれればよかったのですが...
まとめると銀翹散は、寒気はなく体のほてり・熱感があり、のどが渇き、のどの痛み・せき・頭痛などの症状がある風邪に効きます。


0 件のコメント:

コメントを投稿